院内紹介
これは、光の干渉性を利用して網膜の構造を調べる装置です。放射線や超音波は使用しておりません。もちろん被曝の心配はありません。
また、非接触・非侵襲で撮影しますので患者様のストレスを最小限に抑えることができます。
黄斑部疾患や緑内障の診断・経過観察に用います。
これは、視野(見える範囲)を調べるもので、視野が狭くなっていないか、視野の中に見えない部分(暗点)がないか、がわかります。
緑内障・視神経疾患などの目の病気の診断・経過観察に用いるだけでなく、脳の病気の診断にも有用です。
角膜内皮細胞とは、角膜の一番内側にある細胞です。角膜内には常に水分が入り込んでいます。そのまま水が角膜内に溜まりますと、角膜はふやけて濁ってしまいます。
この入ってきた水分を常に角膜外へくみ出しているのが、この角膜内皮細胞なのです。
残念なことに人の角膜内皮細胞は一度減ってしまうと再生することはありません。健康な方でも、加齢により角膜内皮細胞は減っていきます。
また、目の手術によるダメージ、コンタクトレンズ長期装用、角膜の病気などにより、角膜内皮細胞は減少します。
白内障手術前などに角膜内皮細胞の数を調べ、手術しても問題のない状態かどうかを調べます。
糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症、網膜裂孔などの眼底疾患に対し網膜光凝固術が行われます。
糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症などでは、網膜に無血管領域という毛細血管のつぶれた部分ができてきます。この部分をそのままにしておきますと、新生血管というよくない血管が増殖してきます。
そして目の中に大きな出血を起こしたり、網膜剥離の原因となり、最悪の場合、失明することもあります。網膜光凝固術によって、新生血管の発生・増殖を予防します。
網膜裂孔は、網膜に穴が開いた状態です。この穴から網膜の裏側に水がまわり込むと、網膜剥離を起こします。網膜光凝固術をこの穴の周囲にすることにより、穴から網膜の裏側に水がまわり込まないようにして剥離を防ぎます。
これは緑内障や後発白内障の治療に用います。
原発開放隅角緑内障は、目の中の水(房水)が目の外に排出される部分(線維柱帯)が目詰まりして眼圧が高くなり引き起こされるものです。
この装置を用いて線維柱帯の目詰まりを解消してやります(レーザー線維柱帯形成術)。この方法は、薬だけの治療では効果が不十分な場合、点眼薬を減らしたい場合、観血的手術に踏み切る前に行います。
後発白内障は、白内障の術後に起こるものです。
白内障を手術する場合、現在では、ほとんどの患者様が眼内レンズを目の中に挿入しています。この眼内レンズは、もともとある水晶体のふくろを残して、その中に入れてあるのです。
白内障手術後、何か月何年も経ってから、このふくろが濁ってくることがあります。これを後発白内障と言い、これが起こると目がかすみものが見にくくなります。この装置を用いて後発白内障手術を行います。痛みもなく、1分ほどで終わります。
松島眼科
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